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コーヒーで旅する日本/九州編|“あなたに良いものは、地球にも良い”。身近なところからコーヒー業界の川上まで、そんな気持ちでコーヒーと向き合う。「ウミノネコーヒー焙煎所」

2024年4月29日

  • 全国的に盛り上がりを見せるコーヒーシーン。飲食店という枠を超え、さまざまなライフスタイルやカルチャーと溶け合っている。なかでも九州・山口はトップクラスのロースターやバリスタが存在し、コーヒーカルチャーの進化が顕著だ。そんな九州・山口で注目のショップを紹介する当連載。店主や店長たちが気になる店へと数珠つなぎで回を重ねていく。


    駐車場は店舗裏手などに4台分用意


    九州編の第92回は山口県下関市にある「ウミノネコーヒー焙煎所」。「しものせき水族館 海響館」などがある下関のベイエリアにあり、店名どおり波の音が聞こえてきそうなほど、海のすぐ近く。2階カフェスペースでは大きなガラス越しに関門海峡を望み、行き交う船を見ながらのんびり過ごすのもよさそう。


    店を営む中村芳樹さん、美佐さん夫妻はともにコーヒー業界は未経験ながら、独立・開業を機にコーヒー店を開くことに決めたという。もともと芳樹さんは海外出張も多い輸入商社勤務、美佐さんは国際線のキャビンアテンダントと、ロースタリーのオーナーとしては異色の経歴。なぜコーヒーの道を選んだのか、そして2人だからこそできるコーヒーとの向き合い方、味わいづくり、フードペアリングなど、さまざまなことを聞いてみた。

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